3次元(3D)映像の注意点

3次元(3D)映像を見たら目が疲れる??

3次元(3D)映像のテレビや映画は、2Dより数倍目が疲れると言われています。それはなぜでしょうか??3次元(3D)映像は、左右の目に異なった位置から撮影した画像を見せて立体感を出しています。しかし、実際には画面と目の距離は左右同じです。このことから、眼の調節機能が混乱して、2Dよりもかなり疲れを感じると言われているんです。

3次元(3D)ゲームでも目に負担がかかる?

同じように3次元(3D)映像でゲームを楽しんだ場合も、従来の2Dの映像と比べて疲労感だったり、不快な感じが起こることがわかっています。目の疲れの起こりやすさは、体調や3次元(3D)映像の内容によっても変わるため、3次元(3D)映像でゲームを楽しむには、目安として30分ごとに休憩をとりましょう。また体調が悪いときや、もし気分が悪くなったときは、直ちに使用を中止してくださいね。

何故3次元(3D)映像は目が疲れる?

3次元(3D)映像を見て不快感や目の疲れを感じる人がいるのは、現実との矛盾のためなんです。3次元(3D)映像は、左目と右目に別々の映像を見せて人工的にズレを作り、立体感を出しています。人間は、左目で見た世界と右目で見た世界のわずかなズレ(両眼視差)によって、ものの立体感や遠近感を理解しているのです。また、現実の空間では、両目の視線の先に対象物があり、そこに目のピントが合っています。ところが3次元(3D)映像を見ている時、目のピントは映画館のスクリーンやテレビの画面上に合っているのに、視線が合う対象物は画面よりも手前に出たり奥に引っ込んだりして、ピントと視線のズレが生じています。映像を見ている時は、左目と右目が「分離」された形で、それぞれの目が別々の像を見ています。このため、両目で一つの像を結ぶ力が弱い人が3次元(3D)映像を見ると、斜視になる恐れもありますので、ご注意下さいね。

3次元(3D)映像と子供

アニメ等の子供向け映画を上映する映画館では、3次元(3D)映像を見て気分が悪くなった場合の対処について「保護者の方はお子様の健康にご留意ください」などと注意を促していますが、子どもの視覚に限定した対応はしていないようです。あるシネコン(複合映画館)の広報担当者は「映画は上映時間が短く、子ども向けの場合、製作者も、奥行き感を出すことに3次元(3D)映像を使い、急に対象物が飛び出すような映像は使わないなど、細部に配慮しているそうです。対象物を立体的に見る力(立体視)は、生まれた後に両目でものを見るうちに発達し、6歳くらいまでにほぼ完成します。弱視斜視学会の専門医師は「この時期に3D映像を見ると、素因のある子どもはまれに斜視になる場合がある」と注意を促しています。6歳以下は視聴を控えた方がよいと言われるのは、こうした理由なんです。

子供が3次元(3D)映像を見る時間

3次元(3D)映像の業界関係者などは、6歳以下の子どもの視聴は控えるよう呼びかけています。では、子供は3次元(3D)映像を見ても平気なのでしょうか?

ガイドライン

この分野の研究は始まったばかりです。人体への影響の研究が不十分で、特に子供への影響は不明解な点も多いのが事実です。子供は両眼の幅が大人より狭いため、3次元(3D)映像の飛び出し感、奥行き感を強く感じるといわれているので、注意しましょうね。また、乗り物酔いしやすい子どもは、体質的に3次元(3D)映像に不向きの傾向だと言われています。子供の3次元(3D)映像の視聴について、電子情報技術産業協会(JEITA) などでガイドラインが定められています。ご参考まで。

電子情報技術産業協会(JEITA) のガイドライン概要